審査の流れ
機構では、地方債の同意(許可)手続きにより、事業の内容、適法性及び償還確実性等が確認されていることを前提に、次のとおり必要な審査を適切に実施しています。
地方債の同意(許可)等所定事項の確認
1.同意(許可)額の把握等
貸付予定団体への同意(許可)予定額を把握するとともに、各団体の借入申込予定額の確認を行います。
2.借入申込書類の確認
団体からの借入申込書類に基づき、地方債の同意(許可)の有無、借入れに必要な議会の議決や予算措置等の確認を行います。
貸付予定団体の財政状況・公営企業の経営状況の確認等
1.財政・経営状況の把握
貸付予定団体・公営企業について、地方公共団体財政健全化法に定める健全化判断比率及び資金不足比率を用いて、各団体の財政状況と各企業の経営状況を把握します。
2.ヒアリングの実施
1.のうち、各比率が特に高いなど必要がある貸付予定団体・企業については、直近の財政指標等の状況、経営健全化に係る取組の進捗状況、今後における改善に向けた計画の内容、同意(許可)権者である国や都道府県による助言等の状況を確認するため、該当都道府県の市区町村担当課等からヒアリングを実施します。
貸付後の確認
貸付後に現地調査(※)を行い、貸付金の使用状況及び貸付事業の実施状況の確認を行うとともに、必要に応じヒアリング等により財政状況・経営状況を把握します。
※機構職員による直接調査と、都道府県に依頼して行う依頼調査があります。