職員インタビュー(平成13年度採用職員)
平成13年度採用: 茨木 悠子
【経歴】
平成13年4月:公営企業金融公庫採用
総務部秘書役付
平成23年6月:資金部資金課
平成26年4月:資金部資金課主査(現職)
所属している部署と担当業務についてご紹介をお願いします。
資金部資金課に所属しています。機構は地方公共団体に長期かつ低利で資金を融資することを目的として設立されました。
様々な資金調達手段がありますが、外国債券を発行し海外市場から地方公共団体に融資する資金を調達することが私の業務です。
機構として毎年度2兆円弱の資金を調達する必要があり、そのうち、3,000億円程度を海外市場から外国債券発行により調達しております。
これまでの携わってきた仕事の中で、最も印象に残っている仕事を教えてください。
私の業務は1回で1,000億円を越える資金を調達するため、準備を始めて資金が払い込まれるまでの間、相当な緊張感があります。
発行体、投資家双方において良い発行となり、無事に資金調達できた時に、大きな達成感があります。
コロナ禍の緊急事態宣言時は、このような大きなディールの際も出勤人数に制限があり、近くに相談できる上司がいない場合もあり、いつも以上に不安でしたが、電話やメールで会話を密にし、無事に発行できた時に、上司から、「大変な中よくやってくれた」と言葉をかけてもらった時、とても嬉しく、また大きな安堵感がありました。
仕事をする上で、最も大切にしているものは何ですか?
少しハードルが高そうなことでも、機会をいただいたら何事もトライするよう心がけています。
また、物事を検討する際は目先の善し悪しや個人的な感情にとらわれず、機構としてどのようにすることがより良くなるかという視点を判断基準にするよう努めて、日々の業務に取り組んでおります。
金融に関する知識がない職員に対して、職場ではどのようなフォローがありますか?
今の部署に配属になった際、金融のことについては全く知識がなく、当初は大変不安でしたが、金融に関する研修や部内の勉強会など、学べる機会が数多く用意されており、徐々に必要な知識を身につけていきました。
また、金融機関(証券会社や銀行)出身の職員も身近にいるので、分からない事があれば専門知識がある方々から教えてもらえますし、サポート体制が充実しています。
学生時代に学んでおけばよかった、やっておけばよかったことはありますか?
前述のとおり、専門的知識は業務に就いてからでも十分に学ぶことができます。
1つのことについてというよりは、様々なことに興味関心を持ち、知識や経験を増やした方が、仕事をする上で、より柔軟な考え方ができ、業務上何か困難な状況となった時に臨機応変に対応できるのかなと思います。
学生の皆さんへメッセージ
機構はプロパー職員、地方公共団体、国、民間企業からの出向者など、様々なバックグラウンドを持った方々と一緒に仕事ができる組織です。
限られた人数で多額の資金を扱っているため、責任ある業務が様々あります。コンパクトな組織のため、風通しがよい組織であることも特徴です。
是非皆さんとお仕事することを楽しみにしています。